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残念な国(10-c)―それは地球市民のための憲法だった

日本会議的改憲へのアリバイ作りのための選挙が終わった.
案の定の結果は平成版大政翼賛会発足の前夜祭でもあろう.
早速,野党勢力の発言力を抑え込む動きが始まった.
与党と政府が一体であるような仕組みにおいてこそ,
意見を違える人たちへのより丁寧な対話(断じて「丁寧な説明」ではない!)が必要だというのに.
www.asahi.com

麻生君など,勝てたのは北朝鮮のおかげだ,などと仰っておられるそうで.
まぁ安倍君とその仲間たち同様,調子に乗ってつい本音を語ってしまうイイヤツなのかもしれない.

「明らかに北朝鮮のおかげもありましょうし,
いろんな方々がいろんな意識をお持ちになられたんだろう.
特に日本海側で遊説をしていると,つくづくそう思った.」
2017/10/26 議員パーティー

www.sankei.com

しかしこれでまた,聞かれたことに答えず,聞かれてないことを滔々と喋る御スガタが拝めますね.
そうそう,「枯れ草の山に火を点けたかのようにぺらぺらと」って誰か書いてたっけ.
あ,野党の質問時間短くなるからそれも減ってしまうか.

 この数年間,安倍晋三という人の印象はただただ喋(しゃべ)るということだった.
枯れ草の山に火を点(つ)けたかのようにぺらぺらぺらと途切れなく軽い言葉が出てくる.
対話ではなく,議論でもなく,一方的な流出.機械工学で言えばバルブの開固着であり,
最近の言い回しを借りればダダ洩(も)れだ.
 安倍晋三は主題Aについて問われてもそれを無視して主題Bのことを延々と話す.
Bについての問いにはCを言う.弁証法になっていないからアウフヘーベンもない.

www.asahi.com

ダダ洩れ.あぁ,そうだったね.
あれから何度も漏れてたけど,"The situation is under control."と言いきってたもんね.
www.kantei.go.jp



選挙のとき決して安倍君は改憲話に決して触れなかったけど,実際は日本会議的改憲への布石.
もちろん改憲そのものはすべきところはすべきだろう,と改めて思っている.
実質的に立法と行政が一体となってしまっているこの国において,
枝野君の云う「解散権制約」はもっともな点だ.
www.sankei.com
しかし,何より日本会議的改憲だけは何としても避けたい.
実質的に日本会議改憲草案である自民党改憲草案では「個人」から「個」を奪う,
つまりは個人の尊厳を保障しない.
大日本帝国憲法を彷彿とさせるこの変更が何より恐ろしい.そんなことをちょっと前に書いた.
tokidoki.hatenablog.jp
そしてそれに呼応するように憲法前文が書き換えられる.実に軽い,稚拙な前文に.
tokidoki.hatenablog.jp
なぜなら,現行憲法の根幹である三原則を書き換えるからであり,
「個人」の「個」を取りたがるのは明治時代の家父長制を復活させたいからに他ならない.
それが日本人本来の姿なのだと信じて疑わない人たちによる案だから.

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「あたらしい憲法草案の話」より

あたらしい憲法草案のはなし

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安倍君は現行憲法を「みっともない」と言い切る.
だからこそ,立て続けに「特定秘密保護法案」や「テロ等準備罪」が
憲法など無きが如き傍若無人なやり口で成立できてしまった.
www.asahi.com
安倍君は例の軽口で「押し付け憲法」と言い切る.
そして政治家が何かを言い切るときこそアヤシイことは"under control"発言を思い出せばいい.

GHQ草案には「平和」の文字は無かった.
戦力不保持という消極的原案に対し,先人たちの並々ならぬ尽力によって
「国際平和を誠実に希求」するという形での積極的平和主義へと漕ぎ着けたのだった.
他ならぬ日本人自身の手によって確かに作られた憲法なのであった.
www.nhk.or.jp
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現行の憲法前文は理想論だ.しかしそれはとてつもなく偉大な理想論だ,と思う.
日本国民に対しての進むべき道が書いてある,というより
もっと全地球的な,地球市民が目指すべき道が書いてあるのだ.
そういった意味で現行憲法は世界でもなかなか特異なものだとも思う.
このゴツゴツとした,訥々とした,しかし誠実な前文は,
いつの日か世界が共有してしかるべきもののように思うのだ.
もう一度書くけれど,日本会議草案の「学級目標憲法」とは,
その広さと奥行と深さにおいて全く次元が違うのだ.
tokidoki.hatenablog.jp

だから安倍君の云う「ウツクシイ クニ」は「ニクイシ クツウ」,まっぴらごめんなんだよ.

新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

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日本国憲法 前文


日本国民は,正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し,
われらとわれらの子孫のために,諸国民との協和による成果と,
わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し,
政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し,
ここに主権が国民に存することを宣言し,この憲法を確定する.
そもそも国政は,国民の厳粛な信託によるものであつて,その権威は国民に由来し,
その権力は国民の代表者がこれを行使し,その福利は国民がこれを享受する.
これは人類普遍の原理であり,この憲法は,かかる原理に基くものである.
われらは,これに反する一切の憲法,法令及び詔勅を排除する.
日本国民は,恒久の平和を念願し,
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて,
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して,
われらの安全と生存を保持しようと決意した.
われらは,平和を維持し,専制と隷従,圧迫と偏狭を
地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において,名誉ある地位を占めたいと思ふ.
われらは,全世界の国民が,ひとしく恐怖と欠乏から免かれ,
平和のうちに生存する権利を有することを確認する.
われらは,いづれの国家も,自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて,
政治道徳の法則は,普遍的なものであり,
この法則に従ふことは,自国の主権を維持し,
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる.
日本国民は,国家の名誉にかけ,
全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ.

もう一度書いておこう.

 山は樹を以て茂り
 国は人を以て盛なり
       吉田 松陰

個人の存在根拠を国が認めないのなら,やがてその国は亡ぶと思う.

残念な国(10-b)―我々「こんな人たち」のレジスタンス

確か,中学生だったか高校生だったかの頃に「1984年」を読んだ.
ディストピア小説の代表だろう.

1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)

1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)

個人の表現の自由はおろか,極めて内的な心情にすら政府が介入する世界.
そもそも批判的な思考すら起こさせないよう,政府がNewspeakなる人造言語を普及させている.
さながら漏れ聞こえてくる朝鮮民主主義人民共和国の市民生活だったり,
「気付いてしまった人たち」を弾圧する中華人民共和国の行き着く先のようであり,
かつての戦時中の,市民レベルで互いを密告をし合っていた大日本帝国のようである.

戦争は平和である (WAR IS PEACE)
自由は隷属である (FREEDOM IS SLAVERY)
無知は力である (IGNORANCE IS STRENGTH)

「Big Brother」率いる一党支配の世界.これがその党のスローガンである.
考えれば考えるほど分からなくなる言葉なんだが,
つまるところ,考えることを止めさせる言葉なんだ.
考えちゃいけない,ただただ熱狂的に唱和するのだ.
ああ!ちょっと前にもそんな言葉が某大国で流行ったっけ!!

We Will Make America Great Again!



さてさて極めて幸いなことに,まだこの国では自由にモノが言える.
そう,目立たない程度に発言する限りは.

そしてまだ幸いなことに,最高権力者の,
「人間らしく,ついやっちまった」無様な御スガタを拝む機会がある.

「こんな人たちに皆さん,私たちは負けるわけにはいかない」

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「自由は隷属」であり「無知は力」であるあのディストピアにおいては,
確かに"何も感じず,考えない"人たち,
あるいは"感じること,考えることをやめた"人たち,
体制に身の全てを委ねた人たちにはユートピアなのかもしれない.
だからそのユートピアを蝕む,"感じ考えてしまうメンドクサイ人たち"を
鬱陶しく思うのだろうなぁ.
例えばネトウヨによるパヨク叩きは,そういうことなんだろうと.
権威者である市民が思考停止して権力者に隷属するのは如何なものかと思うのだけどね.



さて,かく云う私は「こんな人たち」側の人間である.
本日投開票される結果如何によっては平成版大政翼賛会が生まれかねない.
そうなったとき一番危惧しているのが日本国憲法の「前文」が書き換えられてしまうことだ.
改憲論議でふつう皆が注目する九条のほうではなくて,だ.
あるいは,第十三条において,「個人」を「人」に書き換えてしまうことだ.

日本国憲法 第十三条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。


自民党改憲草案 第十三条
全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない

この変化が,九条論議よりも遥かに差し迫った身近な危険な動きなのだということを
一体どれくらいの人が分かっているのだろう.
「個人」から「人」へ.たった一文字なんだけど,この変化がとても恐ろしい.
なんなら,「人」と書かれていたものが「ヒト」に変わったらどうだろう?
「個人」→「人」→「ヒト」.
個々人が持つ精神性が次第に失われ,単なる生物学的な「分類」へと変わっていく.
一人の人間としての尊厳というものが失われていくじゃないか.
そして実際それと呼応するように条文の後半において
「公共の福祉に反しない限り」から「公益及び公の秩序に反しない限り」へと,
「個人」の領域を制限する文言へと変わっているではないか.
そんな新しい憲法のもとで何がおこるだろうか?とちょっと想像してみる.

かつて「非国民」という言葉によって物思う人たちが弾圧されたように,
ユートピア側の人たちが掲げる「他人の迷惑」という錦の御旗のもと,
感じ考えてしまう人たちが社会的に弾圧されてしまうことだろう.
というのもユートピア側の人たちは多様性のある社会をお好みではないのだから.

あれ,まてよ."ユートピア側"なんて言葉を使ったんじゃ,
「こんな人たち」と言ってる安倍君と変わらないじゃないか!
そうだ,右や左なんて言ってる場合じゃない,我々は前に進まねばならないのだ!

「党を立ち上げたのは多くのみなさんに『枝野、立て』と背中を押していただいたからだ。主権者の声が立憲民主党を作った原動力だ。『右』や『左』は20世紀の古い考え方だ。上からの政治か、草の根の声に寄り添った本当の民主主義かが問われている。右でも左でもなく前へ進む新しい選択肢を掲げたい。一緒に進んでほしい。私にはあなたの力が必要だ。」
立憲民主党・枝野幸男 街頭演説より

www.sankei.com

tokidoki.hatenablog.jp

あたらしい憲法草案のはなし

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Art Award IN THE CUBE 2017 @ 岐阜県美術館

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ふらっと行ってきました,Art Award IN THE CUBE @ 岐阜県美術館.
art-award-gifu.jp
審査員には(私が勝手に)同士だと思っている高橋源一郎さんや
日々,折々の言葉で(勝手に)お世話になっている鷲田清一さん,
初年次演習ではかつて(勝手に)アレンジして遊んだことで(勝手に)お世話になった
逆シミュレーション音楽の三輪眞弘さんがいることも気になって行ってみた.
tokidoki.hatenablog.jp

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応募者らはこの与えられたCUBEの中に作品を作るという寸法で,何でも今年が最初の試みとのこと.
古い世代はCUBEというとあの映画を思い出すのだけどね.

CUBEキューブ Blu-ray

CUBEキューブ Blu-ray

では,中を見ていこう.
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三枝 愛「庭のほつれ」/O JUN賞.
美術館庭にぽつんと建てられたCUBE.何があるかと覗くところんと木が転がってる.
東日本大震災からシイタケ農家に必要な原木が不足したこと,
それによって生活の風景が一変したこと.
情報の激流によって薄皮でしか物を考えなくなった社会で,
敢えて考えるために立ち止まる人たち.
現代アートとはそういった人たちが居る場所でもあるのだよね.

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安野 太郎「THE MAUSOLEUM ー大霊廟ー」/高橋源一郎賞.
館内に入ると何やら不協和音がブーブカブーブカ聞こえてくる.
その発生源がこれ.大小さまざまなリコーダーがポンプから送られる空気で鳴っている.
人類滅亡後,永遠に弔いを続けるロボットという想定らしい.
しかし,こんなデカいリコーダーもあるんだなぁ,と別の角度で感心.

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柴山 豊尚「ニョッキ(如木)2017」/十一代大樋長左衛門賞.
板を重ねてそれを削ってできた,どこか別の惑星の景色のような空間.
この中で寝そべって想像すると楽しそうだ.

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森 貞人「Mimesis Insect Cube」/中原 浩大賞.
ワサワサワサッとガラクタで作られたたくさんの昆虫.「ガラクタ虫」と呼んでるそうだ.
使い古された道具たちがこうして虫として生まれ変わった.
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で,ひょいと目をやると何やら人の下半身が上の方で垂れ下がってる!
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何々と中を覗くと人が倒れてる,っていうか手がカタツムリ!
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耳のないマウス「移動する主体 (カタツムリ)」/三輪 眞弘賞.
小さな子が見たら夢に出てきそうな作品.これちょっとずつ動いてるんだ.
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壁に貼りついてるヒトの指先だって,カタツムリの目のように動いてた.
こう,こっちに寄って来るとうわ~ん,てなるよ↓
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あぁ,あれだ,ヒトがどんどんカタツムリになっていく
伊藤 潤二のマンガ「うずまき」を思い出したよ.

うずまき (2) (スピリッツ怪奇コミックス)

うずまき (2) (スピリッツ怪奇コミックス)

ちょっと落ち着こか.
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宮原 嵩広「Missing matter」.
CUBE全体に敷き詰められた「アスファルト」,ただそれだけだ.
確かにアスファルトのニオイが充満して余りそこに立っていたくない感じだった.
やがて枯渇する化石燃料,大木や自然に感じる神性と同じ思いを
アスファルトに抱く時代がくるかもしれない,ってなことらしい.

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三木 陽子「Conduit(導管)」.
そのとき全く分からなかったのだけどあとから調べたら陶芸作品とのこと.
建物の裏側なんかにありそうな導管なんだけど,これが蔓のように壁にまつわりつき,
したたかな生き物の様でもあり,
あぁ,うちの庭の草取りしなきゃなぁ,なんて思ったり.

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松本 和子「透明の対話」.
どこか懐かしい感じはフレスコ画という表現方法にあるのだろうか.
朝の透明さがなんだか涼しかったりした.

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ミルク倉庫+ココナッツ「cranky wordy things」/大賞.
寝言を言っている人の動画やら,突然音を立てるガンガンやら,
勝手にくるくる回り続ける机の上の小物.
その場は直ぐに立ち去ったが,家に帰ってから解説を読んだ.

物質という有限性を凌駕する何かしらに憑かれ、一時の『身体』がたち現れる

ああ,なるほど,だから何だかオカルティックだったのか.
そういえばケン・ウィルバーの「空像としての世界」を読んだとき,
僕らって要するに精神の受信機なんだ,と思ったのだっけ.
そう,僕らの身体はいつか土に還るまでの借り物なんだってことさ.

空像としての世界―ホログラフィをパラダイムとして (1984年)

空像としての世界―ホログラフィをパラダイムとして (1984年)

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谷本 真理「この部屋とダンス」/田中 泯賞.
一見,現代アートにしばしばありがちなダダイズム的な何か,かと部屋を覗く.
田中 泯賞を取ったとのこと,そしてタイトルには「ダンス」.
あれ,確かに部屋の落書きは何か躍った後のような,全てのものが躍動しているような.
できればタイトル見ないでそれを感じ取りたかった.ちょいと悔しいような.

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中村 潤「縫いの造形」.
CUBE全体が「縫う」という行為を表現していた.
ああ,できればその「縫う」行為の中に埋もれてみたかったかもしれない.

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堀川 すなお「モノについて」.
実は入ったところに中が見えない箱が二つ置いてあり,
そこに手を入れて入っているものの様子を感じて,それから作品を見ると面白い.
子どもたちに同じことをしてもらって,感じたことを言葉にして,
その情報を元に再びデザインするといった行為が展開されていた.
とはいえ,かなりデザインが繊細で美しかったため,
だから子どもの言葉とどれくらい対話が行われて描かれたのだろうか,
と,かえって訝ってしまう自分がいた.

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水無瀬 翔「DEMO DEPO イン・ザ・キューブ支店」/鷲田 清一賞.
後でじっくり解説を読んで,なるほど鷲田さんが選びそうな話だ,と思った.
ほら,例えば本来家庭が受け持っていた躾を始めとする様々な役割を
今どきの人たちは学校にアウトソーシングしているでしょ.
そのくせきちんと行われていないと学校を非難するでしょ?

この作品,本来どうしても社会に主張すべきことがあって
それを社会に知ってもらうために行うはずの「デモという行為」をアウトソーシングする,
っていうブラックジョークなわけだ.
しかもデモするのは人間ではなくロボット.
分業化が徹底的に進んで一生の営みがどんどんアウトソーシング化して,
果たして僕らのどこに僕らの人生があるんだろうね.
気付けばYahoo!知恵袋に課題の質問をする学生達ってのは,
学習自体もアウトソーシングしているわけで,
そんな風に上澄み液だけ啜って終わる人生って,楽しいのかね.

↓アハアハアハ,っていう機械的な笑いもアウトソーシングですか.
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さてさて,しかしこの日をわざわざ選んで岐阜県美まで行った理由,それがこの作品↓
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平野 真美「蘇生するユニコーン」.
この作品,ただのぬいぐるみではない.
架空の動物であるユニコーンを解剖学的見地を元に,
骨格から内臓,筋肉,表皮まで全てを実際に作ってあるのだ.
かつ,作家さん当人の話によれば口から肛門まできちんと一続きの仕組みにしてあり,
心臓も心房心室を作って外部からの「輸血」によって循環するように作り込み,
また口に伸びる管からは空気が送り込まれ,
それは確かに「肺」にとどけられているとのこと.
いや,実際胸のあたり,静かに上下しているのだ.
岐阜大獣医学科に足を運び獣医から学び,リアリティーを追及したとのこと.
本当は解剖にも立ち会う予定だったそうだが,
鳥インフルエンザ騒ぎで獣医学科がてんやわんやで話が流れてしまったのだそうだ.

しかし今回,その平野さんが会場に現れ「胃の交換手術」を行うのである.
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↓赤いのが,交換前の「胃」.
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ラテックス製の胃は随分と弾力性があった.
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↓うわぁ,随分と大胆に胃を押し込んでいくよ.
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↓右の黄色いのは取り出された方の胃.素材が違うのだそうだ.
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手術の最後までは見届けなかったのだけど.
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こうして思うのは,モノを一生懸命作る人というのは,やはり美しいということ.
ってお前,何を撮りに行ってるんだよ,というツッコミは無しの方向で.
いずれもILCE-6000+(SEL1670ZF4.0,SEL30F3.5Macro), Lightroomにて現像

おっと,そうそう,もちろん帰りの電車では高橋源一郎さんの本を読んでたよ.

丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2 (朝日新書)

丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2 (朝日新書)

実質日本会議である改憲勢力が2/3を超え維新を含めた大政翼賛会化してしまった国会と,
そしてその日暮らしのごく身の回りのことしか関心を持たない
羊よりも大人しい多数の同調主義者たち(これを「羊たちの沈没」という).
ひとたびこの国でテロが起これば,
あっという間に九条の精神は不安と怒りに呑みこまれてしまうだろうし,
それにかこつけて「個人」を「人間という動物」へと格下げする,
小学生の読書感想文にも劣る,しょーもない日本会議草案に流れてしまうのだろうな.
何てことあんまり書いていると,現代版治安維持法(テロ等準備罪)に引っかかったりして.
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残念な国(10-a)―静かなクーデターとレジスタンス

先のトルコの軍事クーデター未遂はさすがにヒヤリとした.
トルコは(不謹慎を承知で言えば)対ISの最前線の砦だからだ.
もっとも,そもそもトルコは軍が建国しており,政局や治安が不安定になると
軍がクーデターを起こして正常に戻すといったことの行われてきた国だ.
戦前の日本のように軍部の暴走によって戦争へひた走るのとは質的に違う.
実際,世俗主義を心情とするトルコ軍は政教分離を訴える組織であり,
この度のクーデターはエルドアン政権による独裁化と極度なイスラム化への警鐘を
軍が鳴らしたという構図になるそうだ.
ただ今回は"困ったときの正義の味方"として民衆から愛されているはずの軍が,
旧態依然の暴力的な行動で政権を倒そうとしたことに対し,
十分に民主化して育った市民らの反感を買って成功しなかった,ということらしい.
自分たちの頭で考え行動し,政権側にも軍側にもつかなかった,
民主主義の下で十分に成熟したトルコ市民が,どこか頼もしく,羨ましく感じられた.


さて,しかし話題にしたいのは,この目に見える他国のクーデターのことではない.
この国でこの夏に起こった,静かなクーデターとレジスタンスについてだ.

一つ目はもちろん,ついに改憲に手の届く状態となった,この7月の参院選だ.
いや正確にはこれが最後の仕上げ,と言ったほうが良かろう.
現行憲法を「アメリカの押し付け憲法」と憎むとともに,
あの大日本帝国の復活を心から願う政治思想団体「日本会議」が,
ほぼ敗戦直後から70年という長い時間をかけてできるだけ目立たぬよう企ててきたこと,
つまり,アメリカ的なリベラルな,
「場の空気」から独立して個人が個人として考えることの許される
民主主義・個人主義の転覆がついに実現間近となったのだ.
国会議員のおよそ4割が「日本会議」関係者,
おまけに首相はその特別顧問である,という事実は,
現国会が国民の代表者達からなるものではないという異常事態を明示している.
(国民の4割が「日本会議」関係者とでも云うのだろうか?)
tokidoki.hatenablog.jp

まだ国民投票があるじゃないか,というだろうが,
大衆ではなく先のトルコのような成熟した市民が育たなかったこの国で,
どれだけの国民が一時の感情や場の空気や私的損得勘定から離れて,
この国,あるいは人の在り方を俯瞰して憲法を議論できると云うのだろう.
憲法という国の根幹を成す物を,現在という極短期間のスパンだけでなく,
歴史を振り返り遠く未来を仰ぎ見て,また世界におけるこの国の在り方を,
じっくりと丁寧に考え議論を進めていく風土がどこにあるというのだろう.

明治憲法が発布されたとき,福沢諭吉はこんなことを言ったそうだ.
そうして130年経った今,日本国民はどれほど成長できたのだろうか.

そもそも西洋諸国に行わるる国会の起源またはその沿革を尋ぬるに,
政府と人民相対し,人民の知力ようやく増進して君上の圧制を厭い,
またこれに抵抗すべき実力を生じ,
いやしくも政府をして民心を得さる限りは内治外交ともに意のごとくならざるより,
やむを得ずして次第次第に政権を分与したることなれども,
今の日本にはかかる人民あることなし.

tokidoki.hatenablog.jp

多くの人びとには真に戦うべき相手「戦前の亡霊」が見えていない.
しかし,その亡霊たちの足音は確かに近づいている.
lite-ra.com


明治憲法が作られようとした頃,市井の人々も真剣に憲法を作ろうとした.
五日市憲法草案に代表される民間の草案が幾つも作られたのだそうだ.
その辺りの話を丁度,皇后陛下が語られているので引用しよう.

5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,
例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます.
主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,
郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました.
明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,
地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,
基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,
更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,
地方自治権等についても記されています.
当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,
近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,
自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした.
長い鎖国を経た19世紀末の日本で,
市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,
世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います.
皇后陛下お誕生日に際し(平成25年) - 宮内庁

いわば「日本会議」によるアメリカ的民主主義・個人主義に対抗する
非常に長い時間をかけたクーデターが今回の参院選で実現したわけだが,
一方でその参院選直後に,静かなレジスタンスがあった.
天皇陛下が「生前退位の御意志を表明された」ことだ.
なぜこのタイミングでこのニュースなのだろうと色々引っかかったのだが,
実質的な権力を握っている「日本会議」が目指す,
「天皇の現人神(あらひとがみ)化」への強い抵抗を表している,
それも改憲発議が可能となった今こそ示しておかねば,というメッセージだという見方があるそうだ.
戦後,象徴としての天皇の役割を一身に引き受け徹せられてきた今上天皇が,
あくまでも天皇は「神」ではなく役割に過ぎないのだ,ということを
改めて世に示そうとしているのだ,と.
lite-ra.com

近年とみに太平洋戦争の激戦地へ赴かれ慰霊されるお姿は,
風化していくこの国による先の大過へ国民をもう一度振り向かせるとともに,
政治的発言が許されない陛下が象徴としての役割をフルに活用した,
この国の行く末を担う者たちへのメッセージに他ならない.
その背中でもって「日本会議」による「戦前回帰」への静かな抵抗を
他ならぬ陛下御自身がされているのである.
courrier.jp

日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)

日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)

残念な国(9-c)―日本会議が目指すモノ

どういうわけだか選挙戦では一切語られることのない日本会議.
2015年9月時点で全国会議員の4割(281名,うち自民が256名)が属している,
戦前の大日本帝国を誇りに思う団体だ.
# つまり明治以前の日本への郷愁があるわけではない.
# 彼らが愛してやまないのは,あくまで大日本帝国なのだという点を忘れると,
# 途端に彼らの言動の真意を見誤ってしまうだろう.

神道とも結びついた極右団体なので,
野党も批判すれば選挙演説中に刺されかねないと皆口をつぐんでいるのかもしれない.
いきり立ったごく普通の愛国主義的庶民らによって
そう遠くない将来,現代版二・二六が起こるように思えてならない.
二・二六事件 - Wikipedia

因みに,第3次安倍内閣では20閣僚中12人が日本会議国会議員懇談会に属している.
安倍首相は麻生太郎氏とともに特別顧問をやっている.少しリストにしてみよう.
と思ったらこんな一覧がネットに落ちてた.甘利氏がいるのでちょっと古いか.
f:id:okiraku894:20160703175016j:plain
hbol.jp

そもそも日本会議の主張と行動はどんなものなのか.
Wikiからなので心許無いが,そのソースが日本会議のHPやパンフレットから
ということなのでそのまま引用することにしよう.

1.日本の皇室関連の運動
男系による皇位の安定的継承を目的とした皇室典範改正
# 早速このあたりから戦前の空気「男尊女卑」の思考が見られる.

皇室の地方行幸啓の際の奉迎活動
# いわゆる,天皇陛下万歳!を国家を挙げてやりたい,ということだ.

2.改憲運動
# これに関しては何度も触れてきた自民党の改憲草案が全てを語っていよう.
# これは実質的に日本会議による改憲草案なのだから.

3.教育関連の運動
学校教科書に於ける「自虐的」「反国家」な記述の是正
# 教育現場にいる皆さんならこのあたりの神経質な振る舞いをよく御存じだろう.

「親学」にもとづく親への再教育,いじめ撲滅等を目的とした「家庭教育基本法」の制定
# 出ました,国家が国民を管理・監督し指導するのが当たり前という大日本帝国の基本精神.
# 結局かつてこの国を覆った精神性が,個人が開放されたはずの戦後においてすら
# 確立した個人としての市民を育てるに至らなかった背景なのだろうと思えてならない.

教育委員会制度の改革
# これも国家監視の下ということでしょう.

「公共心」「愛国心」「豊かな情操」教育等を盛り込んだ「新教育基本法」の制定
# 特にここで掲げる"公共心"概念の下,
# 自民党改憲草案では基本的人権が大幅に制限されようとしている.
# 草案の第13条がそれだ.そして子供のうちからこの精神性を叩きこもうという訳だ.
tokidoki.hatenablog.jp

「国旗国歌法」の制定
# 大日本帝国万歳!ですね.たとえばこの3月に岐阜大学が
# 国歌斉唱を入学・卒業式で行わないことを決めたことに対し,
# 馳浩文科大臣が「国立大学として,恥ずかしい」と発言したことが問題となったが,
# こうして問題とできるうちはまだ幸せなのだ.
# その発言の精神性の背後にあるのは「国が金を出してやってるんだ,大人しく従え」であり,
# そうするのが常識の世の中(つまり個人が考えることを止めた社会)になったとき,
# 人々は容易に「反日」の烙印を押すことだろう.これは戦時中の「非国民」と同じ意味だ.
# 「非国民」―この言葉の下でどれだけの自由な精神が踏みつけにされ,人々が虐待されたか,
# すっかり人々は忘れてしまった.こうして歴史は繰り返されるのだ.
#
# 因みに,同様な議論は実はこの大学でも起こりかけた.
# 大学お取り潰しにならぬために国歌斉唱を入学式の式次第に入れようとした執行部に,
# 「それは最高学府である大学の死だ」と反対を声明した教員が複数いた.
# 「つまらぬことで波風を立てるな」という現実主義的な意見で式次第には組み入れられたが,
# 本当はこの事勿れの精神性こそ見過ごしてはならなぬことなんだ.

おっと,この件に関する参考記事↓
synodos.jp

4.国防関連の運動
# 大日本帝国としては当然の動きでしょうが,ここでは触れない.

5.靖国神社関連の運動
内閣総理大臣の靖国神社公式参拝実現
# 日本会議の悲願でしょう.現在は公式だとあからさま過ぎるために"個人として"参拝しているが,
# 一方で「A級戦犯」と呼ばれる人たちが合祀されている神社への参拝が
# "粛々"と続けられているのは偏に日本会議の強い意向の反映なのだと最近分かった次第.
# 何しろ「A級戦犯」は"欧米列強からアジア開放を目指した英霊たち"だからだ.

靖国神社に代わる無宗教の「国立追悼施設」建設反対
# したがってこういった施設建設は当然反対するでしょう.
# 名目上,戦争で亡くなった国民への哀悼を表すことにしている靖国参拝から
# 亡くなった国民のみを分祀して新たな施設を作ったなら,
# 彼らの英霊である「A級戦犯」への参拝が公式に叶わなくなるわけだから.

6.極端な男女平等思想への反対運動
「選択的夫婦別姓法案」反対,「ジェンダーフリー」運動反対
# この男女同権を否定する復古的な動きも日本会議の特徴だ.
# 丁度NHK朝ドラの「とと姉ちゃん」でも「若い女の子が道の真ん中を歩くものじゃありません!」
# と年配の女性に叱られるシーンがあった.
# 「どこを歩こうと勝手じゃないか」という主人公の心の声と共にそのシーンは終わるのだが,
# 「男だから」「女だから」という,個人の確立を妨げる動きは日本会議に一貫したものだ.
#
# 戦時中,男尊女卑の世の中で進んでそれを促進しようとする国防婦人会という組織があった.
# もっとも,不自由な立場にあった女子にそれなりの立場を与える仕組みだった,
# という見方もあるそうだが,その現代版の↓の組織は如何なものだろうか?

www.soyokaze2009.com

7.日本の主権を侵害すると日本会議が見做した動きへの反対運動
外国人地方参政権反対,「人権機関設置法」反対,「自治基本条例」制定反対
# 初めの外国人参政権反対以外はなぜ反対するのか分かり辛いかもしれない.
# しかしいずれも彼らの理屈からすれば「在日擁護である」という点で一致しているようだ.
# そしてこれらいずれの反対運動にも組織があり,そして日本会議とのつながりは隠している.
# 例えば↓

自治基本条例に反対する市民の会公式サイト-トップページ-

ひたすら成長のみを目指していた経済が立ち行かなくなった世界中で
ナショナリズムの動きが広がっている.
そしてこの国では戦後70年をかけて虎視眈々と戦前回帰を狙う組織が,
気付けば巨大な力を持っていた.
もう全ては遅きに失した.おそらく参議院で3分の2を改憲勢力は獲得するだろう.
個人として考える市民が育たなかったこの国ではきっと,
イギリスのように国を二分するような議論にすらならずに,
この国に新憲法,新・大日本帝国憲法が制定されるのだろう.

そうなる前の,あるいは最後の僅かな僅かな望みが,
実は日本会議自身が再び担ぎ上げようとしているあの方々かもしれない.
真の意味での人類としての良心,この国の最後の良心である,あの方々.

本年は終戦から70年という節目の年に当たります.
多くの人々が亡くなった戦争でした.各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,
東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした.
この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,
今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています.
 
天皇陛下のご感想(新年に当たり):平成27年 - 宮内庁

私自身,戦後生まれであり,戦争を体験しておりませんが,
戦争の記憶が薄れようとしている今日,謙虚に過去を振り返るとともに,
戦争を体験した世代から戦争を知らない世代に,
悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切であると考えています.
 
皇太子殿下お誕生日に際し(平成27年) - 宮内庁

日本会議の研究 (扶桑社新書)

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日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)

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