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あいちトリエンナーレ2016―岡崎番外編 アーキテクツ・オブ・エアー《ペンタルム・ルミナリウム》

もう今回のあいちトリエンナーレも残すところ2週間.
気になっていた岡崎城公園で開催中の Architects of Air にようやく行く時間ができた.
(Architects of Air はすべて ILCE-6000+SEL1670ZF4.0 にて撮影.)
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入場に人数制限がかかるので,できるだけ朝一で見ようと9:00の愛環に飛び乗る.
しかし着いた時には初回11:00の整理券は配布し終わり.で,11:30にまわる.
さて,11:30.フリーチケットと整理券を提示して靴を脱いで内部へ.
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要するに色とりどりの巨大なビニールハウスを空気で膨らませた部屋なわけだが,
これで外光だけをつかったビニールハウスのステンドグラスができる.
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これをみて,「母星ガミラス」を思い浮かべるのは自分ぐらいのものだろう↓
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知らない人が写真を撮ってるだけなんだけど,何だかそう見えたので↓
タイトル―「イスラムの祈り」
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最深部に行くと,空から星が流れているような部屋があった.
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今回のあいちトリエンナーレは前回まであったような,
自分が包まれるアート作品が少なく,ちょっと残念に思っていたのだが,これはなかなか楽しかった.
Architects of Air は世界を回遊しているアート.
今回の展示はその一部なわけだけど,やはりもっと大規模な作品は日本では無理なのかな.

連休なのに雨続きで,そこんとこ縫うように行ってみたのだが,
結果的には観覧中,晴れになって気持ち良い秋の空だった.
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さて,最も見たかったものが午前中に終わってしまったので,
岡崎でのお気に入り作品がある石原邸に再び行く.
今回は解放値の明るいレンズで撮影したかった,という目的もあったので.
(ここからはすべて ILCE-6000+SEL35F1.8OSS にて撮影.)

石原邸の二つ引両紋.
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(岡崎O-11)田島秀彦
確かBirth Day という作品タイトル.
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今回はタイルもちゃんと撮ってみた.
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そういえば前回は手前のガラスに焦点をあてたけど,
今回は意図せず背景の庭に焦点があたってた.これはこれで良い.
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で,この地域でのお気に入りを見に隣の蔵へ.
これを別のレンズで撮りたかったんだ.

(岡崎O-08)柴田眞理子
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蔵を出てふと門を見上げたら,なかなか素敵な小世界があった.
しまった,マクロも持って来れば良かった.
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さて,そんなこんなで岡崎番外編オシマイ.
街路樹に赤い実がなっていた.何だろうと帰ってから調べたら,
これハナミズキなんだね.こんな実だったとは.
食べた人がいるらしくて,飛び上るほど苦いのだって.
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あいちトリエンナーレ2016―第2次調査 名美+栄街中+県美編

お盆に集中してトリエンナーレ全会場をざっと周る一次調査を行ってきた.
tokidoki.hatenablog.jp
tokidoki.hatenablog.jp
tokidoki.hatenablog.jp
tokidoki.hatenablog.jp

今回は腰を落ち着けて名美から鑑賞.
本体はこれまでと同じSONY α6000(ILCE-6000)だけど,
今回はレンズをSEL35F1.8OSSにした.

(名美N-43)Nomin Bold
宗教画という形でこの世の様を描く.皆,所詮,操り人形だと.
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(名美N-44)多田友充
ダダイズム,なのでしょうか.
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(名美N-45)佐藤克久
今回,一番きちんと撮りたいと思っていた作者.
色セロハンを重なるように絵具を重ねて描かれている.

↓あ~,しかし何となく以前の三越の袋っぽい.
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↓どの線から描き始めたのかな,などと,じっと見てると考えてしまう.
それと周りの黒字に水玉模様,これ先に多彩な色で塗っておいて,その上から黒を塗ったはず.
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↓とっても色セロハンでしょ.
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↓気付かず素通りしてしまいそうだけど,よく見るとじわ~と色が出てくるんだ.
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↓ほら,この黒のカーテンの水玉,やはり先に色んな色を塗ったあと,水玉を残すように黒を塗ってる.
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良い作品たちだった.
杉戸洋「こっぱとあまつぶ」とはまた違った,童話的な世界.ついでに宣伝↓
tomiokoyamagallery.com

で,名美を出て,前回は幾つか映像作品を見落としていたので長者町界隈へ.

(栄N-51)Song Sanghee
ソン・サンヒ | あいちトリエンナーレ2016
舞台装置的にプロジェクタを複数台使った映像作品.
で,使われていた音楽がナントナント私の大好物,Ligeti.

リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集

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  • アーティスト: エマール(ピエール=ローラン),リゲティ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1997/12/12
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開始早々,2音しか使わない Musica ricercata 第1曲.

György Ligeti - Musica Ricercata [1/11]
他にもLigetiのEtudeを器楽曲に編曲したものを使っていたりと,
多分,このアーティストが意図した部分とは違うところでテンションが上がった.
映像作品そのものは,「恨(ハン)の国」らしい表現.

(栄N-50)山城知佳子
映像作品「土の人」.これがとても力のある作品で,実に圧倒された.
ギョッとする冒頭から始まり,沖縄,戦争,土の中,光,
最後はユリの花と地から生える沢山の腕の拍手,そしてリズミカルなクラッピング.
何言ってるか分からないでしょ.気になるでしょ.なら見ようよ,是非.
山城 知佳子 | あいちトリエンナーレ2016

(栄N-52)寺田就子
そしてもう一度訪れた,寺田さんの部屋.レンズを取り換えて撮りに来た理由の一つ.
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(長者町N-61)白川昌生
前回紹介しなかった「らくだを作った男の話」.あ,「らくだ」って下着のね.
でも,「つきの~♪さば~くを~♪」と大音量で流していた.
果たしてどこまでが史実でどこからが創作なのか...
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(長者町N-63)今村文
こちらも,もう一度撮りに来た.
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↓今回,新たに良い表情の作品が撮れたので紹介.
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で,最後に県美へ.

(県美N-09)Allora & Calzadilla
映像作品.オウム目の一種ヨウムからみた人類.
あるいはこの地球(ほし)で,共に声を学ぶ唯二の存在であるヨウムと人類.
プエルトリコにあるアレシボ天文台からはその昔,
知性を持った生物を探す為のメッセージがヘラクレス座に向けて送られた.
その同じ島にはオウムたちが暮らしている.中には高い知性を持ったものもいる.
有名なのがヨウムのアレックスだ.
karapaia.livedoor.biz
彼が急死する前夜,飼い主のペッパーバーグ博士にアレックスが話した言葉が,
"You'll be in tomorrow."(その日偶々,という訳ではなく,習慣だったそうだが.)
ここで映像作品がこんな投げ掛けを我々にする.

―そんなはるか遠くの宇宙を探さなくたって,
君たちのすぐそばに知性を持った私たちがいる.
アレックスの最後の言葉「じゃあね,また明日.愛してるよ.」
この言葉以上に,人類は他の知性に何を期待しうるというのか?
やがて私たちは君たちによって滅びるだろう.
だがそれは非難しない.少し注意を欠いていただけだからだ.
やがて私たちも(フェルミの云う)Great Silence に還っていく.
そのとき最後に君たち送る言葉がこれだ."You'll be in tomorrow."―

アローラ & カルサディーラ | あいちトリエンナーレ2016

(県美N-11)三田村光土里
いたる所に短い人生の警句の書かれた,良い雰囲気の「部屋」.
確かにここは分かりやすいこともあって人気の場所だった.
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↓今回新たに見つけた言葉.
「絶望とはひたむきさが踏みにじられること.
 それでもなおひたむきでいることに希望があること.」
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おそらく絶望と希望について書いた警句なんだろうけど,
ひねくれた私はこれを「『希望』すら絶望なんだ」と読んでしまう.
(英訳を見るとそうではないと言ってるけど)
Andre Comte-Sponvilleの「幸福は絶望のうえに」を思い出してね.
私はこれを読んでから随分と生きるのが楽になった.

幸福は絶望のうえに

幸福は絶望のうえに

  • 作者: アンドレコント=スポンヴィル,Andr´e Comte‐Sponville,Corinne Quentin,木田元,小須田健,コリーヌカンタン
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本
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↓なぜか隅の方に捨てられたかのようにあった言葉.
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(県美N-13)大巻伸嗣
前回撮影を失敗したのでリベンジ.こちらだけはレンズをSEL1670ZF4.0にて.
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(県美N-19)菅野創+やんツー
今回の出品者のうち,独特の文字を持った国の人たちがいる.
その人たちが書いた文字を元に文字を再構成し,機会がそれを書くという仕組み.
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さて,夏の調査は,ひとまずここまで.今度はもう少し涼しくなってから.

あいちトリエンナーレ2016オフィシャルガイドブック (ぴあMOOK)

あいちトリエンナーレ2016オフィシャルガイドブック (ぴあMOOK)

あいちトリエンナーレ2016―第1次調査(その4)岡崎編

名古屋,豊橋に続き,三つ目の会場,岡崎へ.
tokidoki.hatenablog.jp
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岡崎会場は,愛環で行くため中岡崎で降りることになり,いつもたくさん歩かねばならない.
さて,この会場はどんなものを見せてくれるのだろうか.
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曇りがちとはいえ,どう考えても暑い.何とか名鉄東岡崎駅まで歩く.

(岡崎O-02)二藤健人
実際に接触することから生まれる事柄がモチーフなのかな.
↓このけったいな道具は,逆さになった人が足を二つの穴に通し,
その上からその足の裏をもう一人が踏みしめるという仕組み.「誰かの重さを踏みしめる」
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↓右手と左手に冷水と温水で温度差を作って手を合わせ,
その温度差が無くなるまでを味わう作品.
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↓これは滝つぼに頭からザブーンといった様をかたどった物.
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これから石原邸まで20分ほど歩く.暑い.
そしてやっとたどり着く.築150年以上,有形文化財なんだって.
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(岡崎O-10)田附勝
古新聞の上に土器の破片を置いたものを写真にしたもの.ややこしいわぃ.
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(岡崎O-09)関口涼子
↓香辛料の瓶詰.手に取って臭いを嗅いで良い.なかなかスパイシー.
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(岡崎O-11)田島秀彦
県美の回廊にも展示があった.
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↓そして石原邸の庭を借景としたアート.
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↓石原邸の庭.
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(岡崎O-12)Kawayan De Guia
県美では映画フィルムでできた馬を展示していたが,
こちらでは,このオブジェ.小さなソルジャーたちからできている.
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(岡崎O-14)佐藤翠
名古屋長者町に大きな展示のあった作者のもの.
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↓間の部屋にそれとなく置かれていたのだけど,これも作品?
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母屋を出て蔵へ.
(岡崎O-08)柴田眞理子
薄い陶器の組合せでできた器の形をしたオブジェたち.
手にもって思い思いの棚へ移動して良いことになっている.
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↓本体と共に穴が作る影が見せる表情も楽しめる.
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↓更に奥の蔵へ.
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↓こんな風に瓦の隙間に作品が埋め込まれている.
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↓本日のお気に入り.生き物のような足が可愛い.
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こうして石原邸を後にする.
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(岡崎O-07)Joao Mode
名美,豊橋にもあったが,ここでもやってた.
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3年前も岡崎の会場となった岡崎シビコへ.もう昭和情緒たっぷりなんだ.
ここではコラムプロジェクトが大規模に行われていた.
(岡崎O-15)横田大輔
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(岡崎O-15)赤石隆明
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(岡崎O-15)勝又公仁彦
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(岡崎O-15)小山泰介+名和晃平
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(岡崎O-15)Lucas Blalock
これも面白かった.よく見ると遠近が逆転するんだ.
エッシャーの絵をコラージュで行ったような.
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なぜか無人のMuseum shopがあった.
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さらに奥に行く.
(岡崎O-06)野村在
爆発の瞬間を永遠に留める.
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こうしてみると,我々人間は我々の時間尺度に現れるものしか
その存在に気付いていないことに改めて気付かされる.
一瞬の中にある存在,そして何万年,何億年の中にある存在.

シビコでしばし涼んで,意を決して最後の会場へ.
そして再び当惑の作品に出会うこととなった.

(岡崎O-03)Shreyas Karle
戦後に建てられたふる~い建物すべてを使った作品.
戦後昭和を展示する博物館ということだろうか.
うん,博物館と解釈すれば...しかし,う~ん...
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と最後の困惑と共に会場を後にして帰宅.
あぁ,でもArchitects of Airが10月に行われるから,きっとまた岡崎に来るだろう.

途中の道に花が咲いていた.
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ふと空を見上げるとグライダーが二機ゆらりと空を舞っていた.
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って,帰る予定だったけど,珍しい愛環の一日フリー券を買ったので,
ついでだから豊田で降りて,豊田市美術館へ.四月以来だね.
tokidoki.hatenablog.jp

降りると同時に雨が降り出す.
なぜならこれから見に行く展覧会が雨粒をモチーフにしているから.
tomiokoyamagallery.com
一階はジブリの展覧会があって大混雑と喧騒で
とても美術館とは言えない状況だったけど,二階に上がると静かな空間.
抽象画ではあるけれど絵本のような優しい世界が広がっていた.
想像にすぎないけれど,作者が小さな子どもの頃に見た雨と雨が作る軌跡の景色が,
大人になってもずっと残っていたのかもしれない.

美術館を出る頃には晴れていた.こっぱとあまつぶ,だけに.

あいちトリエンナーレ2016―第1次調査(その3)豊橋編

昨日に続き,今度は豊橋会場へ.
tokidoki.hatenablog.jp
tokidoki.hatenablog.jp

(豊橋T-01)大巻伸嗣
豊橋駅続きの劇場で最初に出迎えられるのはこの大きな壺.
大巻氏は県美でも日本画顔料を使った大規模な作品を展示していた.
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(豊橋T-20)コラムプロジェクト 鳥の歌
きちんとはキャプションされていなかったのだけど,
コラムプロジェクトも展示されていた.共通項は鳥.
しかし,これがその後の「リアルな鳥」につながるとは(たまたま?).
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↓これは県美の地下にも展示のあった,森北伸氏の作品でしょう.
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(豊橋T-03)Joao Mode
名美に続き,こちらでもこのプロジェクトを展開.
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さて,この特徴的な細長いビル.
農業用用水路の上に建てられたという水上ビル.この中に展示が多数.
それにしても古めかしく,昭和情緒がたっぷりだ.
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(豊橋T-04)Laura Lima
で,最初に面食らった作品がこれ.
これまでこんな風にリアルな生き物を使った作品に出会ったことが無い.
人の住処が風化して鳥の棲家にということだろうか.
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↓なんか普通に生活してはります.
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↓屋上まで鳥の巣化.
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↓やい,勝手に撮るなぃ!
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↓こういった綺麗な色の鳥が畳の上をトコトコっと.
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逆に鳥がオブジェに見えてきてしまう.

(豊橋T-08)Libidiunga Cardoso
未開の星に不時着した,というコンセプトだろうか.
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そうそう,映像作品だったから撮影しなかったのだけど,
T-06,07のIgnas Krunglevicius氏の作品はなかなか癖になる作品だった.
文字と効果音のみの作品なんだけどね,何か後に残るのはなぜ?
イグナス・クルングレヴィチュス | あいちトリエンナーレ2016

水上ビルを出て開発ビルへ.見ごたえのある作品が多かった.

(豊橋T-10)石田尚志
元劇場という空間をプロジェクションで幻惑の世界に.
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(豊橋T-11)佐々木愛
幻惑的な色彩の世界から変わって,扉を開くと大きな細かで静かな作品が現れる.
静謐な時間がゆったりと流れる.
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(豊橋T-12)Nicholas Galanin
中世ヨーロッパ貴族風の装束を抽象的にリアレンジ.
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(豊橋T-13)岡部昌生
県美,名美に続き三度目のお目見え.
ここでは旧飯田線のトンネルの壁を写し取った作品が展示される.
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↓マンホールのふたも.
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(豊橋T-14)小林耕平
「東海道中膝栗毛」を現代風に再現というコンセプトでいいのかな.
トリエンナーレにときどきある,ナンセンスものに属する,と解釈して良い?
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(豊橋T-16)久門剛史
本日のお気に入り作品.
↓揺れるランプ.
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↓それに映し出される人影も面白かった.
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↓そして蛍のように明滅するランプと扇風機でランダムに起こされる風で翻るカーテン.
ただ,なぜかテレビドラマ「MOZU」を思い出したよ.
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↓そして沢山の時計が乱反射されて天井に美しい模様を作り出す.
あ,これはSteins;Gateを連想させた.
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(豊橋T-17)Khalil Rabah
本日最後の作品.多分壁の模様と作品の主張がマッチするのだろう.
作者はパレスチナ出身.
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さて,外に出るとまだ日は高い.路面電車が走っていた.
しかし豊橋美術館に行くほどの時間もなく,ほどなく帰宅.
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うん,豊橋の作品群,色々と突き抜けていて面白かったぞ.
さて,一次調査,後は岡崎だ.

あいちトリエンナーレ2016 公式ガイドブック

あいちトリエンナーレ2016 公式ガイドブック

あいちトリエンナーレ2016―第1次調査(その2)名美+栄街中編

第1次調査(その1)に引き続き,名古屋市美術館,そして伏見付近の街中アート編.
tokidoki.hatenablog.jp

せっかく土日エコ切符を買ったので一駅地下鉄に乗って伏見の名古屋市美術館へ.

(名美N-37)岡部昌生
先程の県美にもあったシリーズがお出迎え.
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いくつか撮影不可のものがあったので,しばらく撮影せず眺め,最後地下へ.
そして本日二番目の問題作に至る(一番はこの後).

(名美N-47)Lai Chih-Sheng
「境界」と題された作品なんだが,これどうみてもリフォーム中の工事現場でしょ.
観客は部屋の隅に設定された極々細い道を背中を擦るようにして歩くことを強要される.
解説を読むと「ミニマルな表現で見る人の常識をどうのこうの」なんだが,ミニマルすぎる.
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軽く困惑したところで外へ.

(名美N-36)Joao Mode
一般参加者が思い思いの紐を結び付けていく,という作品.
明日行く豊橋でも行われている.
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一通り見終わったところでまだ日が高い.その勢いで街中アートへ.
トリエンナーレの醍醐味は美術館の外に出た作品たちなのだと思うわけで.

(栄N-48)Kerstin Bratsch
アジア系の人の作品かと思ったらドイツ出身の人だった.
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(栄N-49)端聡
水の循環をモチーフにした(というかある意味そのもの)作品.
建物内装の雰囲気共々,異世界感たっぷりだった.
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中華料理店の厨房のように見えなくもない.
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(栄N-52)寺田就子
更に階を上がると一転してやさしい空間.本日のお気に入りの一つ.
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旧明治屋のビルに作品はある.
このビル自体がアートのようだが,やがて再開発で壊されるらしい.
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(長者町N-58)Adriana Minoliti
カンディンスキー風の幾何学物体が如何わしいことをゴニョゴニョ.
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そして,本日一番の問題作に出会う.

(長者町N-59)大木裕之
えっと,汚部屋(おへや)?作者の生活そのものが旅であり...どうのこうの...
映像作家の作品だから映像をよく見なくてはならないのだが,
今回はこの段階でなかなかビビッてすぐに退散してしまった.
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(長者町N-56)D&Department project
県内の特徴のある店をリサーチして展示した作品.
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中でもこの↓一角が味わい深く,店の名は喫茶hiraya.
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で,どこにあるのかと検索したら蒲郡にあるらしい.
garagecoffeecompany.jp

(長者町N-66)Natascha Sadr Haghighian
重低音が鳴り響く,暗く暑い部屋.そしてガラス越しにしか見られない作品.
政治問題を提起しているのだということなんだが,さて.
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(長者町N-64)Hassan Khan
昭和の香りのする角度によって画が変わる「レンチキュラー印刷」.
岡崎にある作品のほうが主なようだ.
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(長者町N-60)山田亘
架空の「大愛知なるへそ新聞」なるものを発行するプロジェクト.
でも別の場所には編集室もあって,一般参加者が記者となって投稿するらしい.
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そして本日最後の展示場へ.

(長者町N-61)
本当はこの反対側に白川昌生氏の「らくだを作った男の話」として
その一生を窺わせる展示があったのだが,なぜかその時は撮らなかった.
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(長者町N-62)佐藤翠
鏡に彩色して光を当てた作品.
小さな子どもの頃クローゼットに入ると大人の独特な服の世界に包まれ,
異世界感を味わったものだ.それを思い出させる.
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(長者町N-63)今村文
本日のもう一つのお気に入り.蜜蝋画というものだそうで,緻密な花模様.
よ~く見ると,深い味わいが現れてくる.
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こうして振り返ってみると,街中アートに面白いものがあったはずなのに,
当日三カ所目ということもあって疲れてまともに見ていないことに気付く.
第二次調査では街中アートを中心に追求してみよう.

さて,明日は豊橋.さてさて,何があるだろうか?

あいちトリエンナーレ2016オフィシャルガイドブック (ぴあMOOK)

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