採用時からお世話になっていたS先生が
今日、この大学を去っていかれました。
飛んでくる無数の弾を全て受けながら淡々と仕事をされていました。
実はS先生だけ1日が72時間あるんじゃないかと思われるぐらい、
多数の仕事を同時進行でやられていたように思います。
実に頭脳明晰、語り口が明快で
どの立場に居る人にもそれぞれに納得のいく
上手い切り口を見つけ出して話をまとめられていました。
結局最後までS先生の前では緊張してばかりでしたが、
もっと長く仕事をご一緒させていただけたなら
真似は決してできなくとも学べるものがそうとうあっただろうし、
まだ自分には見えていないひととなりを知ることができたろうにと
大変残念に思われます。
よく体を壊さずにあれだけ仕事をこなされてきたものだと
つくづく感心していましたが、
この先も新しい職場でその能力を遺憾なく発揮されるのでしょう。
しかしくれぐれも体には気をつけていただきたいものです。
去られる時も淡々と。
満開の春へと急ぐ季節の、
しかし静かな一日でした。