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卒論発表会当日

事前に渡されていた他のゼミ発表の予習を朝早めに起きてする。
さて、うちのゼミはいかに...

1年後に忘れてしまわないように、
今回のゼミの進め方、内容の検討、発表の仕方についての
反省点をまとめておこう。

  • 身の丈にあった仕事をさせる。

正直、背伸びをさせすぎた。
確かに現行カリキュラムの中で行うには、
ギャップが大きかったようだ。
また応用に至るまでの時間をかけ過ぎ、
各自の本来の研究・探求のための
十分な時間が確保できなかった。
また、何よりゼミ生自身が
十分な納得をして自信を持って
研究・探求していけるような流れを
最後まで作り上げられず、
結果、手取り足取りで全てを進めてしまった。
教育者としてこれは決定的な敗北であろう。

  • 発表タイトルは「楽しそう」なものにする。

今回、タイトルが厳しいものばかり並び、
発表そのものが下の学年に敬遠された。
この戦略の誤りは致命的だ。
その意味で、ゼミ生を可哀想な目に合わせてしまったと
痛感する。

  • プレゼンは下の学年を十分考慮する。

これは感想文の中にもあったのだが、
どの発表でも研究の動機と目的をはっきりさせなかったことが
余計に下の学年に分かり辛いものとなったようだ。
動機と目的をきちんと分かりやすく伝える指導を
すべきであった。
むしろプレゼンについては証明の仕組みなどよりも、
具体例を豊富に挙げる、実際に動かしてみせる、
といったことをもっともっと心がけるべきだった。

  • 提示資料の文字がまだ小さかった、量が多すぎた

これもまた卒論提出から発表までの時間が
例年より1週間少なかったのでLaTeX資料を
そのまま使うことにしてしまったのだが、
やはりアピールが足りない。
Power Point的発想でプレゼン資料を作るべきだっただろう。

と、反省点がとても多い今回のゼミ指導・発表だった。
しかし、にもかかわらずよくゼミ生は頑張ってくれたと思う。
次年度以降にこれらの反省点を生かしていきたい。
「数学ってやっぱ楽しいじゃん」
と言わせられるようなゼミ活動にしていきたい。