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3つの非日常

本来の目的は恒例の愛教オケを聴きに栄に久しぶりに出たのだが,
3つの非日常的な場に触れたのでちょっと報告.

  • 松坂屋南館の美術館で「与勇輝」展見てきた.

少々早めに家を出たので,ちょうど今日終了の展示を見に行った.
入り口を入ると,わっと昭和初期が広がる.
自分にとってはメディアでしか見たことのない想像上の世界.
(いや,農家の風景なら自分の祖父母の家屋で馴染み深いのだが)
しかし,思いがけず作品が心深く飛び込んできた.
中でも入ってすぐ辺りにあった兄と妹をモチーフにした二作品
「郷愁」と「お母さんは?」には参った.
どういう訳だか涙が止まらなかったからだ.
いや,2010年代の作品たちは,何故だか鬼気迫るものを感じて止まなかった.
以前にも与勇輝さんの作品展を見に行ったことがあるのだが,
そのときは「なんて表情豊かな人形たちだろう」ぐらいにしか思っていなかった.
が,今回は何かが違う.
消え行く昭和の記憶を そして戦争の記憶を
必死で描き留め後世に残そうとしているような,遥かな願いのような...


居たことのない世界.だが無性に懐かしく,儚く,そして美しかった.

  • で,展示会を出てオアシス21に向かったら,別世界が繰り広げられていた.

「一体何なんだ,この初音ミクの数は!」
「おい,この炎天下その悟空のヘアスタイルの被り物はさすがに暑いだろ?」
「そこの黒人さん,照れくさそうに写真撮らせてくれとか言うなて」
「まてまてまて.何で芸文のトイレから まゆしいが出てくるんだ?」
「ってことは,さっきすれ違った白衣の男は鳳凰院凶真か!」
と思わず熱...もとい,取り乱しつつ県の芸文センターへ足早に向かう.
そう,昨日からコスプレサミットだったのね.
(それにしても本来一次元音声であるはずのVocaloidですら
 リアル三次元でコスプレになるなんて,日本の二次創作文化すげー.)

  • そして本来の目的,愛教オケで

いつものように二部構成の演奏会だが,一曲目からエンジン全開,
とまでは行かなくても,いつもより本調子に近い.
そう,ここ一年ぐらい弦が安定してきたなと思っていたところだ.
特に今回,二曲目のマスネ「劇的風景」は秀逸だった.
もちろん聴いたことのない作品だったが,
演奏は一音一音に細やかな神経が行き届き,輪郭がくっきりしていた.
そして,何よりあの緊張感!素晴らしい!!
もしかすると,指揮者自身がああいった作品が好きだからなのかもしれない.
ん〜,同じ指揮者で色彩豊かなリヒャルト・シュトラウスやってくれないかな...


オケの皆さん,お疲れ様でした.