生きることは,たえずわき道にそれていくことだ.
本当はどこに向かうはずだったのか,
振り返ってみることさえ許されない.
断片/フランツ・カフカ
お見事でございます,特に最後の1行が.
ただやはり思うに,
「本当は」 などと言い出すから
人は自分を追い込んでしまうのだろう.
なるようにしかならないし,
なるようになるのだ.
敢えて言うなら
この絶えずまとわりつく現実こそが「本当は」 だ.
まぁ,お気楽に絶望する.
それぐらいが人生にはちょうどいい.
あ,ところで,
実習前に貸した本たち,
そろそろ返ってこないかなぁ,3年生諸君?
- 作者: フランツ・カフカ,頭木弘樹
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: 単行本
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