5限のゼミ説で何話そうかなっ,て考えてたらお昼にぞーんとSigmaの皆が現れる.
(およそ2名はクッションの影に埋もれる)
え,なになにっ,て感じで豪勢なシュークリーム↓と(メンバーの皆は小粒のチーズケーキ)
高級感漂う紅茶セット,紅茶ジャムつき!↓
(ラッピングもオシャレに,わざわざ英字新聞風の紙で包まれていた.)
早速皆で右側の紅茶を飲んでみたのだけど,
ものすごく甘〜い,良い香りで大変美味.うわぁん,ありがとう!
研究室にあるので,いつでも飲みに来てくれ.
で,その後,授業だったのだけど,数理マジックを色々教えてもらってるマジックサークルShuffleの
会長さんからトランプのプレゼント.
これ,通常の13枚トランプでなく15枚なんだ.つまり,何か新しい数理マジックを考えよ,ってことかぃ?
また遊び道具が増えたよ.うわぁん,ありがとう!
こんな歳になっても,こうしてかまってもらえるのは幸せなことだ.
そういえば授業後に「今年の抱負は」と尋ねられ,
咄嗟のことでまごつきながら「つ,強くなること(精神的に)」なんて答えたけど,
今思い返すと「本物に近づくこと」のほうが真意に近かったようだ.
実に残念なことだが,ホントに多くの人が上っ面のキラキラした言葉や行為に騙されやすい.
さも自分がすごい人間であるかのように思わせたり相手を操作したり,
付け焼きの概念や知識で着飾って根っ子の無い言動で相手を幻惑するなど,
「深刻な承認不足の病ですね」と診断せざるをえない子供じみた大人が,
そのあまりの必死さ故に狂気すら感じる大人が,
この日本社会に蔓延してきたと痛切に感じる.
それは同時に,分をわきまえた,
いわゆる成熟した大人が人々の視界から消され,埋もれていくということでもある.
彼らは恥を知る故に大言壮語を語らないからだ.
例えば何も知らない子ども相手であっても飾ることなく誠実に一人の人間として己を差し出せる大人.
そんなどっしりと成熟した大人が少なくなった.
確かに本物が見える人は見ているはずだ.
陽の目は見ないのかもしれないけど,やはりいま一度原点に戻って,
より真実に近いと思われる道を歩きたい.
そう強く思った午後だった.
で,また引用しちゃうのだけどね.
なぜおまえは目覚めているのだ?
誰かが目覚めていなくてはならないからだ.
F.カフカ「夜」