あいちトリエンナーレも明日で終了.
本日は夜に小杉武久「MUSIC EXPANDED#1」があるのと,
名古屋市美術館でカンパニー・ディディエ・テロンによる屋外パフォーマンスがある.
色々と考えさせられることとなった小杉氏のパフォーマンスは別枠で語るとして,
まずはこのケッタイな屋外パフォーマンスを紹介.
10:30,なかなか撮影にはいい場所を確保した.
11:00,いよいよご登場.演目は「膨らんだ冒険」から「Air」.
で,階段を降りて行って,
なにやらひそひそ話?
でーん.なんじゃ,このケッタイな埴輪.
で,ダンスが始まる.あ,無音だけど.
サービス,サービスぅ(葛城ミサト風に)
あれ,疲れた?
しゃがむとまた面白いフォルムになる.
しかし暑そう.
そしてシュールな時間は終焉を迎える,
巨大なおしりと共に.
およそ30分のパフォーマンス,あるいはバカバカしく見えるかもしれなくても,
突き抜ければアートになる.もちろん会場の誰もバカバカしいなんて思っていない.
大いなる喝采に包まれた.
なお,14:30から今度は長者町界隈でパフォーマンスするそうなので,
長者町会場をフラフラ.その日は長者町繊維街の祭りだった.
何か色んなものが歩いていた.
そして14:30をやや過ぎたころ,彼らが再び現れる.大勢に囲まれて.
しかしもう,人だかりで全く見えないので,諦めて県美へ.
おっとその前に長者町会場で再度撮影したものを.
既に,過去記事で二回にわたり紹介してはあるけど,
改めて見るとまだまだ色んなものが見えてくる.
tokidoki.hatenablog.jp
tokidoki.hatenablog.jp
(栄N-52)寺田就子
「静かで大好きな小空間」を形にした感じで,三度訪れたお気に入り.
同様な理由で今村文さんの静謐な時間を感じる作品も好きだった.
(栄N-49)端聡
水の循環を表現した作品だけど,よく見ると蒸発した気体は水には戻っていなかったね.
県美の入り口には名古屋・岡崎・豊橋3会場で企画されていたJoao Modeの作品が結集.
あれ,でも塊は二つだね.
お目当ての「MUSIC EXPANDED#1」まで三時間ほどある.
まぁ,最後にもう一度県美の作品をじっくり見よう.
(県美N-13)大巻伸嗣
10日ほど前からこの作品に足を踏み入れて良いようになった.
だからすっかり色が消えていた.あ,でもあの真っ白の柱の裏には作品があったんだね.
今回もう一度来てやっと見つけられたよ.
(県美N-17)田島秀彦
岡崎会場では石原邸の庭を借景とした作品があったのだが,
tokidoki.hatenablog.jp
そして夏に来た時には12階の回廊は暑くてまともに見てられなかったのだが,
今回ようやくタイルをきちんと撮影できた.
さてさて,これで今回のトリエンナーレは見納め.
最後に小杉武久「MUSIC EXPANDED#1」を体験するわけだが,
もうパフォーマンス中,そしてその後,色々思ったりしたわけだ.
その一端を言葉にするなら,
「分かってるつもりになるということは,どれほど世界を知らずに過ごすことになるのか」
ということだ.
この話は別の機会にまとめよう.
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