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束の間の開放,旅立ち

今年も年中行事の一大イベントである卒論発表会が終わった.
年々こちらの危機意識と学生の意識の乖離が大きくなってきて,
送り出す側としては何とも隔靴掻痒の感甚だしく,
真夜中に目が覚めてしまうこともしばしばだったが(まぁ毎年のことだ),
ゼミ生も最後の最後に帳尻合わせしてきて何とか辿り着いた.で,今年度の作品↓
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「得られることができます」とか「はしらとチュウ(柱)」とか
ほっとけばいつまでもしゃべりそうな漫談家とか,
ほっとくと雪山に行ってしまう少女とか,いや,少年もだった,とか,
それに当日,発表していて楽しくなって発表を延長しちゃうだとか,
振り返るととてもユニークな仲間たちだった.
これくらい仲の良い雰囲気で発表を迎えられたのは久しぶりだ.
さてその集大成である卒論は↓
2016年度卒業生卒論
これまでの全ての卒論一覧は↓
卒論一覧(2006~2016)



夜は3年ゼミと合同で打ち上げ.
前回しかるべき理由によってワイン6本セットをもらったのに続き,今回はワイングラス.
そうなんだ,最近果実風味の高い日本酒をワイングラスで飲む,ってのにちょっとハマってて
口の広いワイングラスを買おうかなぁ,と思ってたところ,まさに最適タイミングの数理.
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tokidoki.hatenablog.jp
明日から皆さん,国内・国外へ,っすね.気を付けて.


さてひとつ,発表を通して改めて実感したのは,
本人が(たとえ泣きながらでも)手を動かし経験したこと,というのは
どう揺さぶられても耐えられる,ということだった.
逆に付け焼きなものは直ぐに剥がれるということでもある.
今年度は出動しなくても良いだろうと思っていた「小人さん」,
想定外に出動が多かったのは大学各種委員会でゼミに十分な時間がかけられなかったこと,
やはりこれが大きい.
気を抜くと数学から逃げ出してしまう学生らに,
少ない時間でも数学を実感を持って体験させる方法,ないものかなぁ...
と,ぼや~っと考えながら藤原由紀乃のゴールドベルク変奏曲を聴く,束の間の開放.
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藤原さんのChopinのエチュード,丁寧な表現が気に入ってBachも買ったのだった.

ショパン:エチュード全集

ショパン:エチュード全集

バッハ:ゴールドベルグ変奏曲

バッハ:ゴールドベルグ変奏曲