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あいちトリエンナーレ2022ー第1次調査 一宮編

冒頭,国際芸術祭「あいち2022」の間違いでは? と言うでしょうが,敢えて使うよ,あいちトリエンナーレ2022. 相変わらず下品な某市長が騒いだぐらいで「3年に一度の芸術祭」の名称を見かけ上変えるなんてのは,現代アートの名折れだ.

あいちトリエンナーレ2022ーライヒを全身で浴びる! - 遊び tokidoki 仕事

昨日に引き続き,有給を取っての調査2日目.今日は一宮へ.

尾西生涯学習センター墨会館.ここが一番遠かった...
IC18 Leonor Antunes《the homemaker and her domain》
デザインと機能.素材と伝統.

IC19 迎 英里子 タイトル不明
毛織の生産工程の抽象化.

のこぎり二
ここは何か芸術家が集まる場所?
IC12b 塩田 千春 タイトル不明
この作家さんの作品には何度かお目にかかっている.そして相変わらず強烈.使われなくなった織機とのコラボ,黒いガタイに絡む無数の赤い糸が血管のようで命が吹き込まれる.

tokidoki.hatenablog.jp
この会場の建物自体の雰囲気も独特.

国島株式会社
IC17 曹斐《新星》
90分もかかる映像作品だとは知らず,このためだけに訪れたが,ここで足止めを食らうと後々に響くので20分ほどで退場.なにやらQuantum Entanglementとか意識とか,レトロフューチャー感満載のSF的作品.後で解説読んだら,人間をデジタル変換する話らしく,攻殻機動隊?

豊島記念資料館
一宮駅にバスで戻ってから,ひたすらテクテク歩く.で,何度か迷った末にたどり着く.
IC16 遠藤 薫《閃光と落下傘》など
羊,羊,羊.

「美」という漢字が「大」きい「羊」から成っていること、つまり「美術」という営為の中に「羊」が潜んでいることに気づきます。

あいち2022解説ページより

ええぇっ?そんな発想から??だから本当に羊解体しちゃったの???

大宮公園
さらにまたテクテク.遠いようぅ...
IC02b Barry McGee タイトル不明
たどり着いたものの,どこに作品あるんだよう,と暫し彷徨うと,カラフルに色付けられた建物が.これか.

旧一宮市立中央看護専門学校
旧看護学校.なんかね,不気味なんだよ.
IC05 小杉 大介《赤い森と青い雲》
ベッドに近づくとスピーカーから様々な会話や朗読が聞こえる.「痛みは(他者に)伝達可能か」という問いがこの作家さんのテーマだそうで.

ちょっと久門剛史氏の作品を思い出した.
tokidoki.hatenablog.jp

IC04 近藤 亜樹《ともだちになるためにぼくらはここにいるんだよ》
キラキラした躍動感.この隣の部屋では映像作品があるのだけど,開始が11:00と15:00だけなので見られず.

IC07 升山 和明《SHIMIZUYA TAXI 2》など
かつて犬山にあった総合スーパー「清水屋」をモチーフにした作品.清水屋,懐かしいなぁ(犬山ではないけど).子供の頃,よく「わらじカツ」を食べに行ったな.

IC06 西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ)《ウォーターメロン・ラブ》など
LGBTQがテーマなのだけど,う~ん,どうしてもこうなるのかな.

IC10 Jackie Karuti タイトル不明
図書館をモチーフにしたインスタレーション作品.もう,難解だよね.

IC12a 塩田 千春 タイトル不明
のこぎり2会場では観客が包まれる作品だったけど,こちらは人体模型をモチーフにした外から見る作品.というか赤い針金で張り巡らされた人体模型が実に不気味.生きることは不気味なのかもしれない.

IC14 Nyakallo Maleke《一日中頭の中にある場所》
Joan Miróを思わせるような,しかし素材たちがとても儚い,繊細な作品.

旧一宮市スケート場
旧看護学校に隣接するスケート場跡.
IC15 Anne Imhof《道化師》
まず会場がもとスケートリンクなので,床が一面氷冷用のパイプに覆われていて異世界.激しいドラムに合わせて様々なパフォーマンスをするダンサーたち.

一宮市役所
ふう,一宮制覇はあと少しだ.
IC03 眞田 岳彦 タイトル不明
綿で作られた木.なんでも綿の栽培から始めて作品まで作るのだそうだ.

つむぎロード(公衆トイレ南側壁面)
IC02a Barry McGee タイトル不明
大宮公園でカラフルな建物にした作家の作品.こちらは公衆トイレにペイント.

オリナス一宮
ここは以前,織り目の在りか(現代美術 in 一宮)で来たことがある.
tokidoki.hatenablog.jp
IC01 奈良 美智《Miss Moonlight》《Fountain of Life》など
最後に奈良さんの作品となるように,周り順を逆にして正解だった.
静かな怒り・悲しみ・希望.なんて美しく,儚く,そして力強いことでしょう.

もう少し曇りがちかと踏んでいたが,結果,炎天下を5kmぐらい歩くことになって,もう疲れたのなんのって.さて,次は有松かな.
aichitriennale.jp

そうだ忘れてた,この日から丁度「いちのみや芸術商店街」も始まっていることを後で新聞で知った.で,帰りにたまたま作品を撮っていた.