高校生向け公開講座「形の数学」全5回講義のうち2つを担当。
私は繰り返すことによってできる形(いわゆる再帰図形)をテーマに。
その第1回目は紙テープを折ることで生まれる再帰図形。
実は大学から出版されるブックレットのネタだが、
どんな反応をするのか興味があった。反応は上々。
帰納的な考え方をよく分かってくれたように思う。
実際に紙テープを折ってもらったものがこれ↓
配布資料
また、講義の最後に十進BASICによる様々な紙折りシミュレーションをしてもらった。
紙折りシミュレーションプログラム(十進BASIC)
使い方
- 実行し、初めに折り方のパターンを入力。
001と入れれば、「谷谷山谷谷山...」と繰り返し折りたたむ意味になる。- 次に折りたたみを繰り返す「深さ」を入力。
- 描画後、再び「深さ」を入力。(0にするとプログラム終了)
このプログラムでは折り曲がり具合が分かるように角を丸く表示する。
(これを実現するのがなかなか難しかった...)
左:谷折だけを6回繰り返してできるdragon曲線
右:谷山を5回繰り返してできる一種のpeano曲線