って,久しぶりの更新だが,そつろん!
もうとにかく例年より確実に2週遅れて動いてるため,
この提出間際のバタバタは半端無い.
もうこちらも寝不足で,寒いのか暑いのかよく分からなくなってきた.
で結局,教務課〆切があるので,取りあえず提出してもらう.
やはり,こちらの要請に敏感に反応した学生は完成度高く,
腰の重かった方々はそれなりになった,というところだろうか.
たどり着いた卒論たちは以下のよう.
(なお,文末の\(^o^)/記号の意味は,推して知るべし.)
- 天体力学
始めの頃は「宇宙の話をやりたい」と言われ,えらく大きい話しだと思ったが,
やっぱり路頭に迷わずに潮汐力の話題と人工衛星軌道の計算あたりがやり易い.
途中から具体性を帯びた話になって,当人も色々と計算したようだ.
- 自己相似集合
フラクタル,と書きたいところだが,結局そこまで行けず.
非正則集合の一例として,デジタル表示できる日時計の理論設計をした.
したんだよ.いやぁ,何というか,\(^o^)/
- 平均分散モデルとβ公式
確実に淡々と分厚い金融工学の本を読んで,知らぬ間に実体経済データを利用して,
理論の検証をかなり根を詰めて行っていた.
やっぱり余裕を持って出来上がると,余力で完成度を上げていけるらしい.
- 迷路の数理と粘菌モデル
当初は迷路を離散グラフの理屈であれこれ調べようとしていたが,
当人何を思ったか,1月に入って突然,粘菌が迷路を解くモデルをやり始めた.
う〜ん,突っ込みどころ満載.乞う,ご期待!\(^o^)/
- 音律と音階の数理
なんだかんだってずっと議論しているうちに卒論提出時期になってしまった.
何だろう,こちらから様々な提案を持ちかけてはみたものの,
当人に却下され続け,時間をうんと取った割には結果に結びつきにくく,
結局持ちネタでお茶を濁...ウワァァァン\(^o^)/
- 一様分布論とマーラーの3/2問題
純粋に数論の話題で,自分の興味と最も近い話.
軌道に乗り始めてからはかなり自分であれこれ踏み込んでやっていた模様.
Sturm列の議論等,こちらも新たな視点を得られて勉強になった.
- マッチング問題と交換問題
昨年のマッチング理論を受け継ぐにとどまらず,
当人の努力によって年末年始に交換問題で大きな飛躍をした話.
素晴らしいアイディアを思いついたらしいのだが,
その「日常言語」で書かれた証明を「数学」に直すのに実に苦労(←現在進行形)
しかし数学化していく過程での議論が実に面白かった.
うん.4勝3敗(失礼っ).さて,発表はどうなるかな.
↓断末魔の叫び,というのだろうか.(クリックで拡大)
なぜかおまけ↓