今年は4年の世話人のため、
ただゼミ生を指導するだけでなく
プログラムやら審査委員やらその他の手回しやら忙しい。
今年は例年とは違い、発表を共通棟で行うことにした。
会場の場所や広さの不平等さを無くすのが目的。
で、当日。
前日教務課で確かに「部屋は開けっ放しになってますよ♥」
と担当者に言われたにもかかわらず、「案の定」閉まっていた。
もう、ブラボーとしか言いようが無い。
休日だから当然教務課はだれも出勤しておらず、
一時はどうなることかと思ったが、
守衛さんが鍵を全部持っているとのことで、
何とか事なきを得た(ったく、連絡ぐらいしておけよ。)
次回からは是非、担当者の自宅の電話番号を教えてもらっておこう。
そんなこんなでバタバタしている自分を見かねてか、
気の利く4年生がプログラムの掲示を手伝ってくれた。
嬉しいね。こういう時の優しさは、利くなぁ...
さて、アラームの電池がないとか、
要旨を印刷してないけど指導教官がいない、とか
多少はごたごたがあったが、何とかスタート。
さて、うちのゼミは1コマ目。
プログラムを作った人権限で(←やりたい放題)
是非見て欲しいと思った先生に来てもらった。
ついでに4月から赴任される先生も参加。
発表者はいやだろうけど、僕は嬉しかった。
で、肝心の内容。
タイトルを難しくしすぎた年の反省から
指導教官権限でタイトルを楽しくした。
発表順に
- 伝染(うつ)るんです--感染症の微分方程式モデル--
- 微分方程式で見る化学反応
- ディズニーランドを快適に回る方法
- 咲くべきか 咲かざるべきか--植物の繁殖戦略--
- ピアノが一番美しく鳴るところ--打弦点1/8の秘密--
- 渋滞ストレスを和らげよう--偏微分方程式による交通渋滞解析--
- なぜ止められないのか?--サッカー日本代表 遠藤選手のコロコロPKの秘密--
いずれも微分方程式と最適化数学を念頭に
多くは9月からはじめた話だ。
卒論はすべてゼミの風景の中の
4代目ゼミ生の卒業論文に。
ちゃんと、本人達の承諾は取ってるのでOK。
うん、みなそれなりに頑張った。
トリも「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
で上手く締められた。
早目早目に尻を叩いたおかげで、
発表前にはかなり心の余裕ができて良かった。
それにしても今回の卒論指導では、
教育的観点からの収穫が多い世代だった。
これも次年度から生かせていけるだろう。
今回、打ち上げで初めて3年ゼミと合同で飲んだ。
何と、3年から4年への花束贈呈があって、
更に3年、Good Job!
次年度、どんな卒論が生まれるか、楽しみだ。