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卒業式+謝恩会!

例年になく一人一人に様々な思いを抱かせてくれた8代目ゼミ生も本日卒業.
で,プレゼント色々もらった.
まずは色紙.忙しい中,ホントかたじけない↓



そして,未来ガジェット料理研究所らしいガジェットをゲット↓



泡立て器と↓



スムーザーだ↓



あれ.まて.どこに丸を打っている.

老後の心配まで,ありがとう(色んな意味で(泣)).


こうして,調理道具が年々積み重なっていくのであった.



どさくさで,他にもおみやげやら院生からのプレゼントやら.ありがとう.





そして夜は恒例の謝恩会.今年も無事開催された.
幹事さん,お疲れ様でした.

いろいろと難しい世の中だし,とても理不尽な現場もあるでしょう.
たとえ誰一人味方がいないときでも,
自分自身だけは自分の味方になってあげてください.
そして,どうかどうか,御自身を,御自分の人生を
真の意味で大切になさってください.

それではみなさん,ご卒業おめでとう!良き人生を!!

やる気モードの3年ゼミ生

何がって,教員採用試験ね.
春休み中は討議の練習や小論を集まってやっているらしい.


行った討議の内容をボードに書き出して振り返っている様子↓



で,毎回彼らがおみやげとして小論を置いていくので,添削してます.



まだまだ始まったばかり.
小さくまとまろうとするのでなく,今のうちに貪欲に学び,
より広く高い視点で考え意見を交わすようになると良い.
あ,あと,元気よく!
何といっても新人の取り柄はその一点だから.

今そこにある能力

小保方氏の発見は「外部からの刺激のみでは万能細胞にはならない」
という生物学の定説を覆したという意味でも画期的だったそうだ.
全く門外漢なので,相当間違った表現をしているかもしれないが,
その発見はiPS細胞など外部から組み込む*1やり方ではなく,
細胞にストレスを与える(具体的には弱酸に浸す)ことで,
細胞が本来持っていた能力を引き出すやり方,というように見える.
そしてiPS細胞の成功率1%程度に比べ,STAP細胞は成功率7,8%.
山中氏のiPS細胞と小保方氏のSTAP細胞を並べると,
「能力を組み込む」方法と「能力を引き出す」方法のようにも思えるのだが,
これを教育に置き換えてみればとても興味深い現象を表しているように思う.


いや,細胞生物学上の重大な発見をここで引用するのは全く見当違いなことだと
十分承知の上で書いてみるのだが,
その子が好むと好まざるに関わらず知識を機械的に「植え付ける」
教育システムの成功率,すなわち「その教育システムの目的」達成率と,
その子が必要性に迫られて自発的に学ぶ学習システムの成功率
すなわち「その子自身が必要としている能力」の発現率の差を見ているように感じる.
実際,子ども自身が「そうすることに意義を見出せない」ときの教育効果の低さは,
人にものを教えたことのある人なら誰でも繰り返し経験していることだろう.
そうしてやはり浮かび上がってくるのが「自己原因性」という考え方だ.
おそらく如何なる教育者も,
如何にして各子どもたちに自己原因性を感じさせて学習に向かわせるか,
すなわち,各個人が「それぞれに」学びたいと感じる環境をどうやって作るか,
そのことに最大限心を砕くべきだと自分は感じている.
この点を抜きにした「教え方論」はどんなに高度であっても,
人間成長の根本的な部分では何ら力を持たない.


さて,大風呂敷を広げたところで,今年度の卒論の出来はどうか?
今回は特にこの「自己原因性」を常々意識しながら進めたこともあって,
本当に各々の自由に任せた.
バイトもサークルも「自己責任」として彼らの成すがまま.
結果,遥か彼方まで卒論を書き進めたゼミ生もいた一方で,
最後の最後まで研究活動にならず,「お客さん」になったゼミ生もできた.
自由に学べる環境を意識的に利用したか,それとも逃げ出したか,
の違いだとも云える.
一方で,STAP細胞ではないが,何らかの有効な「ストレス」あるいは外的誘因を
もっと早期に与えることはできたかもしれない,とも反省している.
まぁ何はともあれ,何とか今年の卒論提出も終わった.
卒論タイトルを並べておこう.(順に意味は無い!)

  • 組み合わせゲームの研究

「このゲームには必勝法がある. 」―グランディー数による組合せゲームの分析―

詰まらない話―渋滞の素朴な数理モデルによる解析―

  • ζ関数大好きっ子

Product Xオイラー積表示をめぐって―

  • 音と数学

名前のない音,ドンな音?―膜の方程式からドラムのフーリエ解析まで―

  • 音楽と数論

ピタゴラスの主題による変奏曲―音律と音階に現れる数論的現象―

スーパーひとし君のコード不思議発見― 暗号と量子コンピュータ



人を伸ばす力―内発と自律のすすめ

人を伸ばす力―内発と自律のすすめ

*1:という言い方は間違いかもしれない.「導入」という表現をしているから.

予告通り,新年会!


2013/12/12にも書いたように,3年ゼミで新年会!
お寿司を採って,プレゼント交換会をするという流れなんだけど,
これがなかなか手が込んでいる,というか回りくどい!


【1】まず,ババ抜きをやって,順番を決める.
【2】勝った順に合わせて,ビンゴシートを6枚,5枚,4枚,...ともらい,
そこに自分の好きなように番号を書く.(つまりその場手作りビンゴ)
自分はビリ2だったので,2枚もらう.



ビンゴの乱数は各自が細かく切った紙に番号や「7番目のフィボナッチ数」
といったちょっと頭を使うくじによって発生させた.



【3】そうこうしているうちに,寿司を取に行く時間となり,係り出動.
そして帰ってきたのがこれ!↓



なぜか伊勢うどんを茹でたい,と持ってきたのでIHが活躍.



とてもしっかりした新年のあいさつがゼミ生から行われたのち,かんぱ〜い!



【4】食べながらビンゴが進められ,順位が決定.
結局枚数の多い順に順位が決まった.まぁ,あたりまえだが.
しかし,その順位はなんとその次のくじを引く順番を決めるためだったのだ!
↓は誰のプレゼントが当たるのかが中に入っているおみくじ.
↓これ,手作りだそうで,器用なもんだ!



【5】ようやくプレゼント交換.
自分はキョロ袋+紗々.お菓子いっぱい.やった!



ふなっしーのトイレットペーパー?


陶器とか.
本当はワイングラスもあったらしいが,
ちょっとしたハプニングが.


もらったプレゼントを(厳しく?)吟味する女性陣↓



そんなこんなで,自分は授業時間になったので解散.
なかなかうまくやっていけそうじゃないかな,今シーズン.


おっと,それぞれのおみくじの残骸を飾りにしたよ↓

結局,熱意の問題なんだ

あちこちでぼやいてきたのだが,
8代目卒論指導,結局自分自身にエンジンがかからず,ここに至る.
休暇中は雑事に塗れながらも年末年始恒例の卒論添削.
しかし,この時期に複数名が↓の状況は,これまで経験が無いっす,ピンチっす!



ま,なるようになるっしょ.
気にせず,明日は5代目との飲み会だ!